2008年5月21日 (水)
海外の、紙づくり
首都バンコクも好きな街ですが、今回、私がとても興味を持ったのが、チェンマイという北部の町。
バンコクから飛行機で1時間ほどで、大都市・バンコクとはまったく違った雰囲気の街並みに出会えます。
タイの古都でもあるその街は、ゆったりとした時間が流れていて、そしてどこか懐かしいような雰囲気にあふれていました。
そして、このチェンマイという街は、「紙(手すき紙)」の名産地でもあるんですよ。
完全な「手作り作業」で創られるというだけあって、チェンマイの「紙」には、独特の風合いがあります。
たとえば、写真でわかっていただけるといいんですけれど…。紙の表面の凹凸は、自然の草木のファイバーを完全に刻まないまま、紙に織り込んで創っているから、なんですね。
和紙にも似たあたたかさ、ぬくもりを感じながら、ナイトマーケットや街のショップでたくさんの紙を購入してしまいました。
中でも、私がいちばん気に入っているのが、この写真の紙。
お花や草(もちろん本物です)をそのまま、紙のデザインにしているもの。ただ表面に貼り付けているのではなくて、完全に紙の一部になっているんです(表現が難しいですね)。
それだけに、完全にお花の色や形が見えている部分と、半分くらい紙のファイバーで覆われている部分があったりして…そのナチュラルな風合いも、とても素敵です。
その花や草が、いちばん綺麗な色の時、いちばん美しい状態のまま、紙の中に封じ込めた…そんな印象を受けました。
いちばんのお気に入りの紙。
時々、引き出しから取り出して、眺めながら、チェンマイの町のことを思い出しています。
日本にも美しい和紙があって、印刷技術もとても優れていますが、海外のいろんなところで、それぞれの伝統を活かしながら、さまざまな「紙」が創られているんですね。
皆さんももし、チェンマイを訪ねることがあったら、ぜひお気に入りの「紙」を見つけてくださいね。
(丸岡泉穂/コレクションM代表)







